BALL(ボール)
あらゆる過酷な環境の下で正確に時を告げる

ボールウォッチは1891年にアメリカで創業し、ヨーロッパの時計産業とは異なる進化を歩んでいく面白い歴史があります。

そのキーワードとなるのが“鉄道”です。
海洋大国イギリスの「クロノメーター」航海用のマリンクロノメーターから派生しているように、アメリカの産業を飛躍的に発展させた鉄道が、アメリカ時計産業の高精度化を進める引き金になったのです。
当時宝飾時計店を営んでいたウェブスター・クレイ・ボールは、ペンシルバニア州から主任時計検査官に任命され、自身の作成した指示書に則り、鉄道関係者が使用する2300個の時計の検査と調整を行っていました。1893年にはボール氏が定めた「鉄道標準時計」の規定が採用されることとなります。
現代のように自動制御装置のなかった時代に、時計は鉄道にとって重要な道具でした。だからこそ「鉄道標準時計」はアメリカで高精度時計の代名詞となっているのです。

「鉄道標準時計」の基準を作り上げたボール氏ですが、自らが経営するお店で扱う時計にもその厳格な基準を求めていきます。その姿勢は「ボール・スタンダード」と表現され、【あらゆる過酷な環境の下で正確に時を告げる】という、現在のボールウォッチの設計思想へと継承されているのです。

最後に、かつてアメリカでは「ボール・タイム」という時間の正確さを表す言葉があったそうです。それほど「鉄道標準時計」は信頼され、ボールウォッチはその継承者として高く評価されているのです。